バスの中での出来事

先日、路線バスの中で感動的な出来事がありました。
私立小学校の生徒でしょうか、ランドセルを背負った女の子が泣いていたのです。
「どうしたの?」
と声をかけると、お母さんと待ち合わせしていたバス停を、乗り過ごしてしまったとのこと。
運転手さんが不安そうに見つめていたので私は泣いている女の子をなだめながら、運転手さんに事情を話し、女の子には次のバス停で降りて、逆方向のバスに乗るように言いました。
すると、その話を聞いていた70代くらいの男性が「僕が一緒に行きましょう。」
と女の子の手を引いて、バスを降りて行ったのです。
それが内田俊一郎さんでした。
なぜ名前を知ったかと言うと、その日に私が出掛けた、いけばな特別講座の先生だったからです。
少し遅れてきた講師をみて、私は驚きました。
内田先生も、私のことを覚えていたようで、「女の子は無事にお母さんに会えましたよ」と教えてくださいました。
自分の仕事がギリギリになりそうな時間でも、女の子のことを優先した先生のやさしさに感動しました。
教えてくださったいけばなも、内田先生の人柄そのままに暖かい雰囲気でした。